電源としてのソーラーパネルは、発電効率の低さが弱点となっており発電効率を高めれば二酸化炭素や廃棄物の削減につながり、ガス供給事業を永続する社会的責任からも取り組むべき課題と考えた。ソーラーパネルの裏面温度と外気温との温度差を利用した温度差発電ユニットをソーラーパネル裏面に取り付けた構造を考案し試作・検証を行った。以下は室内疑似環境による発電検証とフィールド試験の概要。
[室内疑似環境による発電検証]
「温度差発電ユニット」ゼーベック素子+ヒートシンク
「測定結果」発生電圧: 7.8 V(恒温BOX:50 ℃設定)
[フィールド試験]
試験日 :2020/4/30
天候 :晴(外気温:24~26 ℃)
風速(体感):~ 1 m/s
測定場所 :ベランダ (139°31′、35°34′)
「測定結果」
時刻 発生電圧(V)(solar表面温度(℃)) (外気温(℃))
11:30 6.8 (55.2) (24.0)
12:00 6.6 (51.1) (25.0)
12:30 6.2 (47.8) (25.0)
13:00 6.0 (47.6) (26.0)
*参考用に2019/10/09に開催の日本ガス協会主催 地域活性化フォーラム での発表資料を以下に掲示。